今回はお手軽「北アルプス」ということで、焼岳に行って来ました。
お手軽といっても、北アルプスの中ではお手軽ということで、残雪期の2000m
超えの山ですので、この時期行く場合はしっかりとした装備をお勧めいたします。
焼岳は日本百名山であり、活火山でもあり、あの上高地を作った原因でも
あります。南峰は2455mありますが、登山は規制されており、2393mの
北峰が登山の対象となります。
↓どうもすっきりしない天気
○登山開始
天気予報は晴れマークだったのに雲がかかっている・・・・。天気予報ではにわか雨
の心配はないとの事であったが、晴れることを願って登山開始。
杉の林が比較的多い中、少しずつ高度を上げていきます。この登山ルートは段差(階段)が
やたらとあります。行程の前半は殆ど岩などによる段差(階段)でした。決して危険な場所もなく
ロープが張られていたところも数箇所でしたが、「歩く」というよりは「階段のぼり」みたい
な感じ・・・
2000m近くになると、残雪が現れます。ただ、あちこちに赤布は結んであり、足跡も
しっかり残っていますので、まず迷うことはありません。
林を抜けると、視界が一気に広がります。頂上付近もようやく拝むことができます。
ここから頂上に向かう斜面はまぁまぁの勾配+残雪状態になっております。慣れない
残雪の上の歩行でしたが、こちらも足跡が沢山のこっており、外れることはありません。
残雪の上を歩くのは、これはこれで楽しいものです。少し歩くと、噴煙がよく拝めます。
たまーに硫黄のにおいもします。
↓雪の上に沢山の落石が・・・こんなのが転がってきたらたまったものじゃありません。
↓慣れない残雪歩き・・・・アイゼンは無くても大丈夫でした。でもスパッツは必要です。
↓噴煙がモクモクと上がっています。さすが活火山!
なんとか北峰・南峰の間の稜線(コル)にでます。2400mということもあり、風が非常に
冷たい・・・・。ジャケットと手袋は必須です。(ダウンジャケットがあってもOKです。)
↓コルから眺めた噴煙。迫力があります~。
↓火山口を覗き込むと池があります。
頂上付近はやはり北アルプスだけあって?岩がゴロゴロしています。噴煙口のそばを巻き
ながら北峰のほうに回る。
○頂上到着
北峰のほうに回ると一気に上高地や穂高連峰が見れます。ただ、残念なことに雲が・・・
ここで早めの昼食を頂き、休憩。上高地を見下ろしながらの昼食はなんとも贅沢。
↓頂上に到着。空はビミョーな曇り・・・・。
↓穂高方面のシャッターチャンスを狙うも・・・すっきりせず・・・・・。
↓上高地も見下ろせます。あれが帝国ホテルか?
○下山
50分ほど休憩。このままのんびりしていたいところではありますが、下山開始。
残雪の下山は、一直線に降りれるし、雪の感触もよく、これまたこれで楽しい。
いっその事、尻ソリで下りたいくらいです^^
↓途中雷鳥と出会う。もう夏に衣替えされてました^^ ガァガァ鳴いてました。
途中、小さなお子さん連れも見ました。半そでのシャツにスニーカーの姿なので、
私にはとてもマネができないと思ってしまいました。(あれで、どうやって残雪を
登るんだろう・・・と首をかしげてしまいます。)
○登山口到着
無事下山完了。車が増えて、あちこちに路駐の車が・・・・。人気がある登山口
なのですが、車が多いときはアカンダナの駐車場に止めて、上高地行きのバス
に乗って中の湯温泉まで来るしかなさそうです。